香道
香道は、香木が推古天皇3年(595年)に淡路島に漂着してから、宗教的(主として仏教)に利用されてきた香木を、?き、香りを聞いて鑑賞するものとして利用するようになり、結果として日本独自の芸道として発展した。
特に、香木の香りを聞き、鑑賞する「聞香」(後述)、さらに香りを聞き分ける遊びである組香(後述)として体系化したものである。室町時代の東山文化のころ、茶道や華道が大成するのとほぼ同時期に作法なども大成され、現在の形に近いものになったと考えられている。この頃、それぞれに異なる香りを有する香木の分類法である「六国五味」(りっこくごみ、後述)なども体系化された。
香道においては、線香等のように直接点火するものはあまり用いられず、多くは聞香炉に灰と熾した炭団を入れ、灰を形作り、その上に銀葉という雲母の板をのせ、数ミリ角に薄く切った香木を熱し、香りを発散させる方式がとられる。
熱の強さによって、銀葉を灰の上で押すことで、銀葉と炭団の位置を調節することで伝わる熱を調節し、香りの発散の度合いを決める。あまりに熱が伝わりすぎて香木の樹脂等から煙が出てしまうと、香りを聞くことの妨げになるため好ましくない。弱すぎず強すぎずに銀葉を調節することは難しく、経験が必要となる。


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